『日本レコード商業組合によると、加盟店はピークだった平成4年の約3200店から、
今年は約700店にまで減少した。こうした動きに合わせるように、
HMV渋谷店が6月末、閉店を告知。
かつて「渋谷系」と呼ばれた小沢健二ら若者向けポピュラー音楽の発信源ともなった同店の終焉(しゅうえん)は、
CDショップ退潮の象徴として受け止められている。』とのこと。
音楽関係で飯を食ってる人たちにとっては、かなり重要なニュースだ。
報道各社リンク先の記事を読んでほしい。
日経トレンディ
HMV渋谷、8月22日閉店! 音楽情報の発信基地消失の影響は?
産経ニュース
音楽不況でもCDショップ奮闘 でもHMV渋谷店は閉店へ
朝日新聞
さようなら、HMV渋谷 閉店を前に連日ライブイベント
日本経済新聞
CCC(TSUTAYA)、音楽CD売り場を全国で4割縮小
昨日、ニュースステーションを見ていたら、このニュースに関して、女性の評論家が
「CDショップが無くなったら、CDショップに行かなくなって、若者の足腰が弱る。」
(追記-浜矩子という 同志社大学大学院教授で、政府の役員もしている人とのこと)
というコメントを大マジメで何度もしていて、ちょっと笑ってしまったのだけれども、
(まあ、そういう一面も少しはあるだろうが・・それはCD屋の問題というより「巣ごもり・引きこもり消費」全般の話)
音楽制作者や音楽ディベロッパーから見ると別の大きな問題がある。
それは、潮流がCD屋での音楽CDアルバム消費から、ネット配信単曲消費へと完全に移行しつつある中で、
音楽アルバム文化が失われてきているっていうことなんだ。
アナログLPレコードから音楽CDへと入れ物の変化はあったが、
1950年代(特にフィル・スペクターやボブ・ディランやビーチボーイズやビートルズやムーディ・ブルースが出てきた60年代以降)から2000年代にかけて、
「単曲じゃなくてアルバムで売りますよ」というのが、制作者側アーティスト側の基本的なスタンスだった。
アルバム複数曲で、トータルな世界を構築し、アルバムデザインや売り方、PVでのイメージ作り、
アルバムリリースとタイアップしたライブツアーのやり方まで含め、
コンセプトに沿った「総合大衆芸術作品」であったものが、
単曲ダウンロード主体の消費動向の中で、
単に一楽曲の良し悪しでしか判断されなくなり、「総合大衆芸術」が実現されにくくなってきている。
今起きているのは、そういうことだ。
もちろん、一楽曲単位でしかお金が動かなくなるという、音楽産業自体のパイの縮小の問題もあるよね。
「iTunes」が台頭してきた時に、「単曲バラ売りはLP以前への先祖返りだ」っていう批判があったが、
まさに今は先祖帰りしている最中で、
ムーディ・ブルースの傑作コンセプトアルバム
(「一日の始まり-夜明け~夜」に「人生の始まりから終わり」を重ねて一枚のアルバムで表現した組曲アルバム)
デイズ・オブ・フューチャー・パスト67年より
エンドチューンの超名曲「サテンの夜」
この曲はWikiにもこれだけ詳しく載っている。
Nights in White Satin
40年以上前の音源だが、オーケストラアレンジは今聞いても極上だね。
最近のコメント