2011年12月17日付けビルボード全米アルバムチャートは、
マイケル・ブーブレMichael Buble – Christmasが、
先週よりさらに売上を伸ばして、2週連続1位。
先週2位3位だった、ニッケルバックとリアーナの新譜は、
失速しており、1位となることはなさそうだ。
1. マイケル・ブーブレMichael Buble – Christmas (293,000)
2. アデルAdele – 21 (144,000)
3. ジャスティン・ビーバーJustin Bieber – Under the Mistletoe (133,000)
4. ドレイクDrake – Take Care (90,000)
5. ニッケルバックNickelback – Here and Now (78,000)
6. メアリーJ・ブライジMary J. Blige – My Life II…The Journey Continues, Act I (72,000)
7. リアーナRihanna – Talk That Talk (68,000)
8. アンドレア・ボッチェリAndrea Bocelli – Concerto (61,000)
9. ナウNow 40 (48,000)
10. レディ・アンテベラムLady Antebellum – Own the Night (48,000)
先週、「今年のホリデーシーズンは、マイケル・ブーブレが王様だね。」と書いたとおり、
マイケル・ブーブレMichael Buble – Christmasは、
クリスマスホリデーシーズンが深まるにつれ、またまた尻上がりに売上を伸ばしてきて、
累計でもアメリカで今年7枚目のミリオンヒットとなった。
1位が、今年の年末期を代表するマイケル・ブーブレMichael Buble – Christmas、
2位が今年世界で最も売れたアデルAdele – 21(アメリカだけで500万枚を越す売上)、
3位に現在の世界のティーンエイジャー達の最大のポップアイコン、ジャスティン・ビーバーのクリスマスアルバム
ということで、
2011年度のポップスシーンを象徴するチャートとなったね。
先週は紹介しなかったが、
クリスマスソング中、今世界でいちばん強力オンエアされているのは、
このマイケル・ブーブレのアルバムの中に入っている、
マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」のカバー。
特に「アダルト・コンテンポラリー」ラジオ局でヘビーローテーションされている。
若い世代のリスナーをキャッチしたのは、この曲だね。
Michael Buble – All I Want For Christmas Is You

さて、今日12月8日は、ジョン・レノンが凶弾に倒れて31年目。
日本にそのニュースが伝わってきたのは、1980年12月9日だった。
この年は、僕が東京に出てきた年で、個人的にもかなりヘビーな一年だったので、
その年の暮れに聞いた、ジョン・レノンのニュースは、
喪失感いっぱいで「嘘だって言ってくれ」っていう打ちのめされたような気分になった。
忘れられない。
アメリカの有名音楽雑誌「ローリング・ストーン」
The Best Christmas Songs of All Timeという読者アンケートで一位だったのは、
→リンク
この曲だ。
(ローリング・ストーンで表紙となった回数が最も多いアーティストはビートルズ。
ローリング・ストーン誌はジョンの死の3日前に、3日間9時間に及ぶジョンのロングインタビューを終えたばかりだった。)
John Lennon – Happy Xmas (War Is Over)

ここで、先週の記事も読んでほしい。
昔、1930年代~60年代のポップスは、
中低音の甘い響きを聴かせる「クルーナー」歌手が人気の中心だった。
と書いた。
マイケル・ブーブレがこうやって2週連続一位になった理由のひとつとして、
その歌声は、アメリカ人の想い出の引き出しの中にあった、
古き良き時代のヒューマンなノスタルジアを誘うのだ。
とも書いた。
この古き良き時代のポップ音楽(保守)を変革したのは、
言うまでもなくエルビス・プレスリーとビートルズの「ロック」(革新)だった。
ロックは旧世代の保守文化に対するカウンターカルチャーで、
ローリング・ストーンという雑誌は、そういうロック文化から生まれてきた雑誌だった。
しかし時は流れた。
エルビスやビートルズが、音楽を変えた時代からもう50年。
「ロック」は今や革新ではなく、何一つ新しいものを生み出せず、
40代以上のオジサンオバサン世代が、
懐古を語るためだけに存在する保守文化となってしまったようだ。
このブログでも何度か書いてきたが、
2011年のビルボードアルバムチャートでも、もう「ロック」の時代は完全に終焉したと言ってもいい。
あ、僕「ロック」好きだよ。
でも受け入れなくちゃいけない現実というのもあるんだよね。
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